カプセル剤と錠剤にはどのような違いがあるのか
2016年12月18日
薬にも様々な形状がありますが、特に飲みやすく作られているものにカプセル剤、そして錠剤があげられます。まず、薬は粉末タイプだと飛び散ったり、薬の苦みや匂いが気になって飲みづらいという悩みもありますが、カプセルなどに加工されていると薬の味や匂いも気にせずに飲めますし、携帯にも便利です。どちらも同じようなイメージがありますが、その違いはよく理解しておきましょう。
まずカプセル剤は、粉末の薬をカプセル内に閉じ込めているというもので、ゆっくりと溶けていくものとなっています。そして、錠剤は薬を圧縮させて、楕円形、丸型、三角型などに加工しています。カプセルに入っていないので、味や匂いが気になるのではというイメージもありますが、表面に特殊なコーティングを行うことで味や匂いが気にならなくなりますし、胃で溶けずに腸で溶けるようになど溶け方に工夫を行うこともできます。
錠剤やカプセルが飲みにくいという人もありますが、形を変えることで飲みやすくしたり、効果が早くあらわれるようにする、長時間に持続させるなど考えて作られていますので、勝手な判断でカプセルから中味だけを出して飲んだり、砕いて飲むなどの間違った飲み方は避けるようにしましょう。
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